2002年8月17日。久しぶりに松山へ出かけました。
 松山といえば、ワタクシが学生時代を過ごしたところ、そして、カミさんのふるさとでもあります。
 時間があまりなかったけど、楽しんできました。



 道後温泉は、日本書紀にも出てくる日本でもっとも古い歴史を持つ温泉と言われている。(別府市のホームページによると別府温泉の方が古いと言うことになっているが・・・)

 小高い場所にある駐車場から見下ろす姿は壮観だ。


 道後温泉本館の周囲を回ってみる。写真左が東側、写真中央が北側、写真右も同じく北側。写真中央の一番上に、鷺が翼を広げているのが見える。日本書紀にも出てくるこの鷺は、道後温泉の象徴である。

 学生時代は、水不足のおり、断水で自分のマンションのシャワーが使えないときに通った、懐かしの道後温泉。こうして改めてみるととてもすばらしい建築物だな・・・と思う。


 さて、話は最初の小高い場所にある駐車場にもどそう。ここには駐車場や神社とともに、それほど大きくない建物がある。この建物の裏の写真が左。
 たくさんのパイプが建物の中から出てきている。拡大したものが下の写真。いろいろな源泉からお湯が集まってきて、各湯釜へ送り戻されている。
 ここでは、道後の源泉集められたお湯をブレンドし温度調節した後、再び各お風呂へ送られている。違う場所には、各ホテルへ温泉供給するためのパイプがあった。ブレンドを行うと、各温泉の資質が変わってしまうのではないかという心配もよぎるが、これはお風呂に入ってのお楽しみ。
 かなり、人工的に温度管理・源泉管理がなされていることに興味津々。



 道後温泉本館はゴールデンウィークということもあり、霊の湯の2階(温泉の後に大広間でお茶をいただける)は満席。残念だけど、写真だけ撮って、もう一つの外湯「椿湯」へ行くことにする。(写真はカミさんとその妹)



 椿の湯は、道後温泉本館から歩いて3分くらい。こちらは少し近代的。もちろん椿湯にも学生時代はお世話になりました。久しぶりの椿湯です。
 湯船は椿湯の方が広く、シャワーもある。ふつうにはいるのならこちらの方が便利。道後温泉の本館のように湯船には湯釜があるから、雰囲気もちゃーんとあります。300円。
 久しぶり入ると肌がすべすべして気持ちがいい。本当は飲んではいけないのですが、飲んでみると、無味無臭。ちなみにPhは9.0。まさに単純アルカリ泉のお手本のようなお湯です。



 松山城築城400年ということで、坊ちゃんにも出てくる坊ちゃん列車も復刻されています。路面電車の終点、道後温泉駅に行くと、すでに止まっていました、坊ちゃん列車。
 道後温泉駅の坊ちゃん列車の隣には、なんと新車の路面電車もならんでいます・・・伊予鉄が路面電車の新車を入れたのは何十年ぶりでしょう?(笑)  なのに、僕がいたころよりも運賃が安くなっている、ゆるせん! なんて、坊ちゃん列車そっちのけで騒いでいるワタクシなのでありました。(卒業の頃170円だったのに150円になっていた)
 坊ちゃん列車はこの夏、1編成増えて2編成になったので非常に乗りやすくなりました。窓口に聞いたところ30分待てば乗れるとのこと。これは、乗らなければ。

 切符の種類は3種類
 ・坊ちゃん列車のみの乗車券 300円
 ・坊ちゃん列車の乗車券と路面電車の1日乗車券 500円
 ・上記の乗車券と一日乗車券と坊ちゃん列車グッズ 1000円

 我が家は、1000円のものと500円のものをゲット。
 下の写真、(写真左)切符、(写真中)坊ちゃん列車グッズの袋の表、(写真中)坊ちゃん列車グッズの袋の裏。(モデル)うちの子4才
 道後温泉駅には、関連商品がいっぱい。さすがは、松山人。商魂たくましい、というか、あざといというか・・・。(一応、誉めています)

(写真)坊ちゃん列車バージョンのレンズ付きフィルム。
 30分待って、いよいよ出発。
 列車の中は、まさに漱石が小説の中で書いたとおり、「マッチ箱のような」という表現がぴったり。シートには20人ほどしか座れない。ただし、切符は36人分発行しているので、立ち席もあり満員である。整理券順の乗車になるため、早めの整理券ゲットが肝心だ。(我が家の整理券は3〜5番だったので楽々座れた)

 残念ながら、この坊ちゃん列車。なかなか忠実に復刻しているため、窓が小さい。なかなか外の風景を楽しむ・・・とはいかないようだ。
それに、乗り心地も良いとはいえない。

 昨年の10月からの運行を始めた「坊ちゃん列車」。まだまだ注目度が高い。信号停車で、高知の観光バスが横に並ぶ。中には女子高生がいっぱい。みんな手を振っている。見下ろされているこちらは、何となく恥ずかしい。

 それでも、見慣れた街が遊園地になったかのような雰囲気は非常に面白い。
 坊ちゃん列車は、終点「松山市駅」へ近づく。学生の頃はさえないデパートだった「いよてつ・そごう」は、見違えるほど立派な「いよてつ・高島屋」になっている。その前を、同じく真新しい「坊ちゃん電車」が滑り込んだ。ミョーにミスマッチな風景だ。
 坊ちゃん列車はここで進行方向を替え、道後温泉行きになる。でも、道後温泉に行くときも、蒸気機関車型ディーゼルカー(カッコだけなんです)は前を向いている。反転場もない街のど真ん中で、どうやって進行方向を替えるのか・・・?
 ここから、乗務員の作業が始まる・・・。

1.機関車と客車を切り離す
2.機関車の真ん中付近が持ち上がり、真ん中を軸にして、くるんと180度回転させる。
3.進行方向の変わった機関車は、そのまま道後行きの線路へ移動し、残された客車を乗務員の手で、機関車に連結する。

乗務員の方は夏の炎天下の中、汗だくでの作業です。大変です。

言葉では分からない? では、動画で・・・。
  ダウンロード形式 Pict0005.mov (約10MB)
  ストリーミング形式 020817_64k.wmv (WindowsMedia方式 64Kダウンロード用)

坊ちゃん電車についてはこちら>


 昼をまわり、おなかもすいてきました。何食べようか? とカミさんの質問に「デリーのカレー(※)!」と答えたものの、「この暑いのにダメ!」と即却下。

 いよてつ高島屋の一階にお洒落なカフェ発見。そこで、おいしいカプチーノとサンドウィッチを頂く。おいしい。ちょっと都会に来た気分。。。

※デリーのカレー
まつちか(松山の地下街)にあるカレー専門店。カウンターだけの店。ここのカレーと同じカレーを作るべく、学生時代は何度カレーを作ったことか・・・。


 さて、高島屋に来たのは、我が娘の要求を飲んだからである。先ほどの高島屋に入る坊ちゃん電車の写真をもう一度見て欲しい。
 黄色の点線の中に見えるもの、これぞまさしく「観覧車」なのである。

 前回、愛媛のおじいちゃんと来たときは人が多くて乗れなかった観覧車。そのリベンジを果たしに来たのだ。(かなり親バカである)
 果たして、観覧車は空いていた。熱しやすくさめやすいのは瀬戸内沿岸部ならいずこも同じ。1ゴンドラ1000円。4人で乗れば、そんなに高くもない。
 観覧車というものは、屋上にでの乗るものかと思っていた。が、9階にプラットホームがあり、そこから乗るのである。これなら暑い中、並ぶ必要もない。あっぱれなのです。

 (写真左)最高にご機嫌な我が娘・・・なのに乗った早々から、先ほどの坊ちゃん電車乗車記念グッズの中からノートを広げ、お絵かきタイム。
 (写真中)松山観光港の方向。うっすら海が見えるか?
 (写真右)目の高さに見えるのは、松山城。松山のシンボルです。花見の時期、この場所で何度吐いたことでしょう(笑)
松山城についてはこちら

 というわけで、この後、カミさんの実家の持つ山奥の別荘(というと聞こえはいい)に泊まり、バーベキューをしたりして楽しんだのでした。

 久しぶりの松山。
 住んでいた頃は気づかなかったちょっとした素敵な風景をたくさん発見できた旅でした。
 松山から大洲までは高速道路も出来、フェリーの着く愛媛県三崎町からも1時間40分くらいで松山の中心部までたどり着けるようにたどり着けるようになりました。近くて遠い街、松山に、是非出かけてみませんか?

(C)おーいたより 2002 K_Kadowaki kadowaki@oitayori.com
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