2005.03.13

今日は由布院でおいしいお食事を頂きながら「食レポート講座」があると聞いてやって来ました。

由布院まで大分駅から送迎バスがでていると聞いて利用しない手はないとまずは、大分駅へ。

NPO観光コアラスタッフの重野さんが笑顔で迎えてくださいます。

今回 は一人で参加だったのだけれどバスに知り合いがいて道中から楽しくなりそう。

 

 

■由布院亀の井別荘「湯の岳庵」へ

 

バスでご一緒したのはコアラナイトにもよく参加される金子さん。彼女とおしゃべりしたり、FOMAのTV中継を見せてもらっていたらあっという間に由布院についていた。

藁葺き屋根の古民家というたたずまいの亀の井別荘「湯の岳庵」

実は中に入るのが初めての私。中はどんな風になっているのかしら。。。

引き戸を開けると店内に続く引き戸の間に五月人形が飾られており、季節感あるお迎えとなっています。

■いよいよ「湯の岳庵」へ

引き戸を開けて店内に入るとまず目に飛び込んでくるのが
「本日の食材」
切り口の 霜降りが美しい豊後牛が鎮座しています。
今日の料理がいっそう楽しみに!

水槽には稚鮎が元気良く泳いでいます。
もしやこちらもいただけるのかしら???

■いよいよ「食レポート講座」はじまりです。
席に着くと会で使うプロジェクターの最終チェックを藤野さんがされていました。

〜いよいよ「食レポート講座」の始まり〜

NPO観光コアラ代表の尾野 徹氏より挨拶で始まりました。
同じくNPO観光コアラ代表の桑野和泉さんからの挨拶。
■講師の方々

古田厚子氏
福岡出身、福岡市在住。
RKB「夕方どんどん」、「探険九州」、「今日感テレビ」
KBC「朝はポレポレ」、「ニュース」などのテレビ番組レポーターとして活躍。
'96ミス福岡。
また、タレント、モデル、MC、コンパニオン紹介、ブライダルプロデュースなどの事業を行っている“ATSUKO-PURODUCTINO”の代表。事務所に所属する若い女性レポーターを育成している。

(いただいた資料より)

弓削聞平 氏
福岡生まれ福岡市在住、「フリーエディター」
雑誌『epi』での肩書きは「エディトリアル・ディレクター」
TNC番組『ももち浜ストア』では「グルメアドバイザリースタッフ」
『シティ情報ふくおか』に15年在籍。
2000年にフリーランスになったと同時に外食日記(http://www.yugebun.com/)をスタート。
ということで、編集歴10年以上。
ほかに、村仲皆美のグルメ本『TOMOGUI』の編集、昨年はアジアマンス(福岡市で毎年9月をメインにアジアの文化・芸術・学術など多彩な事業を展開する祭)の「飲食ディレクター」を行った。

(いただいた資料より)

佐藤淳子 氏
大分市の自宅にてフランス料理教室を主宰
学生時代より井上絵美先生に師事し料理の世界に魅せられる。飯田深雪料理教室・森山サチ子お菓子教室に学び1988年、自宅にて佐藤淳子料理教室を始める。
オードブル・メイン・デザートから成る3品を教える。簡単で手早くそれでいて美味しい料理を作る事を目指しながら日々レシピに磨きをかける。
一人月一回のゆったりしたペース。
自身は、東京・福岡のフレンチやイタリアンを食べ歩きながらも実は素朴な田舎料理が大好きだったりする。

(いただいた資料より)

■待望のお食事のはじまり、はじまり。
赤く熾った炭をたたえた七輪がテーブルの上に運ばれてきました。
次に運ばれてきた食材は由布院で朝取れたばかりの椎茸
なんとこの椎茸生で食してもおいしいようにと由布院の農家さんが研究して造ったそうで、由布院の中でもこの亀の井別荘でしかいただけないんだそう。

しいたけから水分がぷつぷつっとでてきたら食べ頃。

一口噛むとしいたけ独特の山の香りがほわっとして、椎茸の弾力と肉汁が口いっぱいにあふれだす。

次に運ばれてきたのは、
写真手前から
野蒜のぬたあえ・土筆の玉子とじ・稚鮎の天ぷら

野蒜(のびる)のぬたあえは野蒜のシャキシャキした食感とからし酢味噌のつんとした味わいが春を感じさせてくれる一品。
( 野蒜をいただくのは私今日が初めて。のびるとはなんぞやということで調べてみました。
野蒜豆知識:ユリ科の多年草。野蒜とは野に生える蒜(ひる)という意味で、蒜はネギ属の総称だそう。
ツーンとする香りとちょっとヌルッとした食感が春の刺激です。古代から食べられていた野草で、 胃腸を丈夫にし体を温める効果があると言われているんだそう。

稚鮎の天ぷらは先ほどまで水槽で泳いでいたあの鮎なんですね。小さいながらも鮎の味と衣のさくさく感がたまりません。

土筆の玉子とじは春の味。口に入れた瞬間、実家で食べていた懐かしい味を思い出しました。ほんわかさせてくれる春の3品でした。

3品目は湯葉豆腐が運ばれ来ました。
湯葉豆腐は何層にも湯葉が重ねられた一品。

湯葉が何層にも重ねられているのに口に入れるととてもなめらかそして、口に湯葉の香りが広がります。

4品目は蕪のスープ
旬のおいしい蕪をポタージュにしているのでしょう。
自然のうま味が生きている。

5品目は川魚盛り合わせ
鯉・ヤマメ・鱒の3品。
鯉は酢味噌で、ヤマメ・鱒はお醤油で頂きます。
川魚独特の臭みもなくそれでいてうま味が凝縮されている。
ここから料理に合わせたお酒から焼酎に。
「兼八」と芋焼酎の「クレソン」が供される。
川魚と焼酎の組み合わせもなかなか味わい深い。

6品目は色んな野菜のサラダ
見るからに色とりどりで食欲をそそります。
亀の井別荘オリジナル「タマネギドレッシング」も
野菜と絶妙な絡み具合でさらに野菜の美味しさを引き出してくれる。

7品目豊後牛のわさび焼き
口に入れた瞬間、肉のうまみと肉汁と香りが口中にあふれ出し、もうこれぞ牛肉ぅ〜っというお味。

8品目菜の花丼
上に乗っている黄色いものはなんとからすみ!
由布院米を使っているだけあってご飯がキラキラ光っていてうま味と甘みがある。
菜の花をごま油で炒めているので菜の花の香りとゴマの香りがいっそう食欲をそそる一品である。

 

蜆のおみそ汁
ご飯とともに、香の物とお汁がつく。
蜆の出汁と味噌の香りがお腹いっぱいなのにするすると入っていく。
9品目はデザート柚のリキュール
ゆずの香りとさわやかさで口の中がすっきりとするから不思議。

葛きりの黒蜜
こちらはなんと旅館の方のご厚意の一品。
口に入れた瞬間、歯ごたえがもちっとしていてしかし、一旦噛むとするすると喉を通っていく。
黒蜜は甘さ控えめですっきりとしていて今まで食べたことのないような上品な黒蜜。

■同席の方たち

左:NPO観光コアラの藤野さん

右:大分市から参加の堤さん

左:日田から参加の山本さん

右:アトリエママ伊島さん


津久見市から参加の薬師寺さん
■食事が終わって
外へ出ると、もうとっぷりと暮れた由布院。
温かな灯りが点っています。
今日頂いたお料理やもてなしもこの灯りのように温かだったなあっと帰りながら思ったのでした。

NPO観光コアラのスタッフの皆さん素敵な企画をありがとうございました。また、開催されるのを楽しみにまっています!!!
おーいたより
S_Kadowaki